2年越しの「KinKi Kidsのコンサートに行く」夢が叶った話

私がKinKi Kidsを好きになる一番最初のきっかけは、多分剛くんの突発性難聴がニュースになった時。「曲は聞いたことあるけど大丈夫なのかな…」ぐらいしか思っていなかった(心配はしているがファンの人ほどではない)。そのニュースを目にした数日後、たまたまTHE MUSIC DAYがリビングで流れていた。光一くんと相葉くんと松潤が歌った「愛されるよりも愛したい」、光一くんのターンが綺麗だな〜と思いながら見ていた。その次に来たのが「Anniversary 2番歌詞Ver.」。この曲は全部歌えるぐらい知っていたため、2番の歌詞が出てきた瞬間私は泣いてしまった。同時に私は凄いものを見せられていると感じた。一瞬にしてKinKi Kidsに興味を惹かれた。

 

……と、前置きが長くなったが、これがおそらく私がKinKi Kidsファンになる最初の1歩。実はこの頃やっていたドラマ「貴族探偵」がとても好きで、これをきっかけに嵐を意識して見ていた。「貴族探偵」がなかったらTHE MUSIC DAYも見ていなかっただろうな。

 

それはさておき(何回言うんだ)、私は「Anniversary」を聞いた後、すぐにFCに入った…というわけではなかった。20周年で様々なテレビに出演していたのでそれを見て、ラジオを聞いて「おっぱいがいっぱい」を知り光一くんがこの曲をネタのように好きということを知って、本編は知らないけどあらすじは何となく理解したから未満都市を見て、という程度。ウィアコンの円盤を買おうかめちゃめちゃ悩んだけどお金を理由に先延ばしにした。とか言いつつ多分通常盤を9月辺りに買った。めちゃめちゃ良かった。そこから過去の円盤も1ヶ月に1個ぐらいのペースで集め始めた。どれもめちゃめちゃ良かった。あと嵐のコンサート円盤だけ見たことあったから比較出来たけど、本当にMC長いな。この頃にはブンブブーンも毎週録画してたしどんなもんヤも聞いてたから普通にファンになってた。

 

でもコンサートに行くのは躊躇った。FCに入ってなかったこともあるが、20周年という節目の年に私のような新参者は行くべきではないなと思った。

 

オケコンが終わり年が明けて、自分の誕生日プレゼントとしてFCに入会した。この時の私は「次(2018年)のコンサートは絶対行く!」と意気込んでいた。

 

剛くんがENDRECHERIとしてソロプロジェクトを再開した時、私はFUNKを全く知らないのに「格好いいな」と思って全形態予約した。我ながら行動力が怖い。結果としてどハマりし、ライブに行く夢が叶った。とても楽しかった。

 

でも、ここからが辛い時期の始まりでもあった。コンサート中止のお知らせメールが来たとき、FC入るのを先延ばしにして「来年あるから大丈夫」と約束されていないことを"絶対ある"と信じて疑わなかった自分をもの凄く悔やんだ。そして小喜利にも当選したのでとにかく楽しみにしながら行った。最後には剛くんの思いを自分なりに受け取った。でも、その言葉で様々な言葉が飛び交うようになった。「真実全てを知っているのは本人たちだけ」の言葉を私は強く持とうとしたが、自分たちの想像でしかないことを"本人の意思であり事実である"かのように発する人たちの言葉を信じかけていた。本人たちを信じていても、何処かでそうなのかな、と思ってしまうぐらいには心が弱っていた。今思い返しても辛くなる。過去の円盤などで「自分たちの言葉だけを信じて」と言われても、それはただの過去で今は違うと言われているような気がして本当に何も信じられなかった。何か新しいことがあるたびに、最初は舞い上がった気持ちも、次の瞬間にはどん底に叩きつけられた。

 

先程ENDRECHERIについて触れたが、SHOCKやナイツテイルも見に行った。元々舞台鑑賞が趣味だったので、光一くんが真正面から舞台に向き合う姿や作り上げられた舞台上だけの世界を見れてとても嬉しかった。楽しいことも沢山あった。

 

 

 

 

でも私は、1番は、「KinKi Kidsとしての2人」が見たくてたまらなかった。本人たちは思ってもいなかったかもしれないが、勝手に「自分はKinKi Kidsをこの目で見ることがなく終わるのではないか」と思っていた。未来に何が起こるかなんて誰も予測できない。だからこそ、怖くて怖くて仕方なかった。

 

 

 

 

そんな時に、私は初めて仲間に出会った。最初はどういう人たちか分からなくて、また傷を負うのではと思いながらも、勇気を出して繋がった。今思えば、2019年の始まりから人との繋がりのご縁を感じることが多かった。それが、私にとっては救いになった。

 

 

ジャニーさんがお亡くなりになり、東京ドームでのお別れ会は参加出来なかったけど感謝の気持ちを伝えて、そして四半世紀スペシャルが始まった。

1年しかKinKi Kidsを知らない私にとって、とても新鮮な放送だった。とても楽しくて、昔も変わらず2人は自由にお喋りしてたんだなと思った。「楽しいかったな〜おめでたいな〜!」と終わりが近づいてしみじみしてたら、最後の最後に「KinKi Kidsドームコンやります」

 

…………?!!?!

 

 

 

 

 

 

 

なんやて!?!?!!!!?!

えっ……え????やるのか……やるのか…………!!!!!!!!!

 

 

この日の興奮は人生TOP3に入るレベルだった。

 

 

 

 

そしてNHKでのKinKi Kids三昧、新曲発売、音楽番組出演、雑誌多数を経てやってきた、KinKi Kidsコンサート初日。(ここから本編)

 

始発で向かうために早起きをしたけど、その時から襲ってくるドドドのド緊張、それに伴う吐き気。この日のために集めた赤と青の小物たちを身にまとって、東京へ向かった。

 

東京ドームについて、まず、仲間と対面!

そして向かった物販……ではなく本屋さん。「絶対買う雑誌あるよ!」と言われて連れていかれた。めちゃめちゃ笑った、好きの中でも1番超好きな光一くんがいた。

 

そこから(ちゃんと移動して)どんちゃん騒ぎ。同じオタクと出会うとみんな喋る。超楽しい。KinKi Kids foreverを合唱した。最高。

 

そして開場時間のためドームへ再び移動。ここでまた朝に起こってた極度の緊張が襲う。

 

入場してステージを見た瞬間に実感がやっと追いついてきた。顔が良い垂れ幕があってひたすら顔が良かった。開演前の噴水ショーを目の前で見て、それだけで泣きそうになった。

 

いざ、開演。かなり右端にいて反対側のパネルが見えなかったので、何となく予想しながら見て見ていた。それでもヤバかった。

 

セットリストがどうなるのかという楽しみは毎回あるだろうけど、今回は特に何をするのか、から考える必要があったため全く見当もつかなかった。だからこそ、1曲目に「愛のかたまり」、2曲目に「The Red Light」が来たときは頭が追いつかなかった。もう披露されることはないのかと諦めかけていた曲が、ドームコンサートで叶うとは。それだけで期待以上というのもおかしいが、チケ代は軽く越した。

 

4曲やってからMCに入り、安定の放置をされながら見ていたけど、マジで長い。良い意味で。色んな円盤で見ていたけどあっという間で長かった。そして私は右側、つまり光一くんから見て左側にいた。

 

マ ジ で 顔 が 見 え な い

 

光一くんが笑ったら目の前のモニターを見てマシュマロ笑顔と呼ばれるものを見る。本気で剛くんしか見ないな!と思いながら夢見てた客席放置に相方正面を見れて大満足だった。また夢が叶った。

 

ジャニーさんへの思いを語る2人を見て、本当に愛されていたんだなと実感した。これまでも沢山の人がジャニーさんへ思いを綴っていたけど、KinKi KidsKinKi Kidsなりのジャニーさんへの思いを感じた。人それぞれにジャニーさんとの思い出があるんだな、と。本人たちが言っていたように、愛の曲がジャニーさんへの思いに重なるため、上を向きながら歌う2人を見るとまた泣きそうになった。ジャニーさん見に来てたよ絶対。

 

歌番組を見てても上手いな~と思っていたけど、コンサートはめちゃめちゃ上手かった。本当に今まで聞いてきた中で1番上手かった。ビックリした。

 

(一気に飛ぶが)アンコール最後の曲「You…〜ThanKs 2 YOU〜」。前にTwitterで見た「いつか言いますけど」の内容の答え合わせ、だろう。2人の友情の物語。そして、2人のKinKi Kidsに対する思い。私たち以上にKinKi KidsKinKi Kidsを大好きなんだなと私は思った。

有難いことに、東京両日入らせていただいた。2日目光一くんが「こうして2人でステージに立っている、それがすべてだと思います。」と言って隣でうなずいていた剛くん。私は、光一くんからこの言葉が聞けて本当に嬉しかった。

 

どこかで勝手に恐れていた。KinKi Kidsでいることをやめてしまうのではないかと。「本当の真実は本人たちにしか分からない」とずっと思っていても、怖かった。それは私がまだ2年半ぐらいしか知らないからかもしれない。それ以前から知っていても怖くなっていたかもしれない。でも、信じていいんだと。KinKi Kidsでいることを端からやめるつもりなんていなかったんだと、ようやく自分を納得させることが出来た日でもあった。1日目はとにかく楽しんで、感動して、叫んでの連続で処理が追い付かなかったからか、2日目にして私はボロ泣きしてしまった。2人がジャニ―さんを失った悲しみを背負いながらも、無事に終わることが出来るか不安な部分もあっただろうけど、本当に楽しそうにMCをして音楽を奏でてダンスをする姿を見れたのが、何より幸せだった。

 

同じ苗字で、性格が真反対の2人。全く違うから分からない部分もあり、違うからこそ分かる部分もある。デビューして23年、出会って28年。四半世紀以上一緒にいた2人のことなんて、そりゃ全部わかるはずがない。自分の年齢より長い…。そして、2人組だからこその苦労があると言っていた。2人の関係性は、先程から何回も言っているが「本人たちにしか分からない」のである。

人間は変わらない部分と変わる部分の2つが存在すると私は考えている。どちらか1つだけの人はいないだろう。誰しも考えが変わることもあるし、譲れない信念もあるのだ。

 

 

 

 

ここまで、ただの私のファンになった経緯やクソデカ感情を読んでいただき、ありがとうございます。日記のようにひたすら書きまくったのでボロボロの文章です。苦情は受け付けておりません。

Twitterで感想とか色々呟いてたけど、あまりにも余韻が大きすぎて全部続けて書き出した方がいいな、と思い書きました。

 

「ThanKs 2 YOU」が初参戦のコンサートでしたが、本当に見れてよかったし、信じて応援し続けて良かったなと改めて思いました。「押しは推せるときに推せ」を胸に、これからも可能な限り金でしばいていきます(言い方)。

 

余談になるかもしれませんが、KinKi Kidsが好きっていうと100発100中で「なんで?」と聞かれます。確かに年齢だと私のちょうど倍。今でも沢山のアイドルがデビューして活躍しています。でも、私は年齢やアイドルで好きになったとは思っていません。“KinKi Kids”というグループ、そして“堂本剛” “堂本光一”という人間が大好きなだけです。顔も大好きです。

年齢でよく判断されがちですが、ファンになるのにそんな大切ですか?そこしか見るところないんですか?と思います。今まで自分は人につっこまれるのが嫌で「KinKi Kidsが好き」ということを隠していました。でも、これからは堂々と言い続けていきたいです。

 

 

 

最後の最後に「あれ、コンサートレポ短くない?」と思われた方がいらしたら謝ります。既に呟きすぎてるしここに書いたらめちゃめちゃ長くなってさすがにやべえなと思い大幅カットしました。全部可愛かったしお腹痛くなるぐらい笑ったし盛り上がったし泣いた。以上です。

 

We are KinKi Kids!!!!!!!

最高の時間をありがとうございました!!!!!!

 

                          とんこつ味~......